推しがテーマの本を読んだオタクのおすすめ10選!読書の秋の豆知識も紹介

あんにょん!こめかみです。

今回は「推し」にまつわる本の中からこめかみがおすすめしたい10作品を紹介😀

また「読書の秋」の由来も解説しています!

推しにまつわるテーマなら読書が苦手でもサクサク読めそう😸

読書好きなオタクも苦手なオタクも、読書習慣をつけたいオタクも、ぜひ読んでみてくださいね~😉

オタクがすすめたい推しに関する本10選

さっそく「推し」にまつわる本を紹介します!

こめかみが現K-POPオタク、元舞台オタクだから選んだ本の種類に偏りがあるのは許して~😂

 芥川賞受賞作!『推し、燃ゆ』

<あらすじ>
『推し、燃ゆ』の主人公は、高校でも家庭でも上手く振る舞うことができずにいる。推しアイドルの解釈をブログで発信するうちに、推し活にのめり込んでいく主人公。「アイドルとオタク」という一方通行の関係性は主人公の心に安定をもたらしたが、ある日、ファンを殴ったとして推しが炎上する。

「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」

という、衝撃の書き出しで始まる『推し、燃ゆ』は、第164回芥川賞受賞作

大きな賞を受けて話題作になったことで、一般の人にも「推し」という言葉や概念が広く知られるきっかけになったんじゃないかな🤔

こめかみは読了してみて、たったひとりの推しを全力で推しているオタクならではの輝きと不安定さが発揮されている作品だなと思ったよ。

それに、自分にとっての「推し」ってなんだろうって考えるきっかけになった。

今のところの結論は、こめかみにとっての「推し」は、こめかみの人生を明るく照らしてくれる存在だと思った。

あなたにとっての推しはどんな存在?

『推し、燃ゆ』は、そんなことを改めて考えられる本だよ!

 推しがいるオタクは共感必須『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』

<あらすじ>
ドラマや演劇についての記事を多く手がけている人気ライター、横川良明さんの推し語りエッセイ。横川良明さん自身がイケメン俳優オタクということで、「推しとは何か」を語る熱意が高く、オタクは共感必須!「推しはお守り」「推していたつもりが推されていた」など、心に響く言葉がちりばめられた作品。

こめかみはこの本を読んでいる間、何度も「わかりみが……深い……」ってなった🙂「”推し”とは何なのか」を言語化しているものすごい本だよ!

著者自身がオタクだからこそ、推しのいる生活がいかに満ち足りたものなのかを語る、その言葉の重みというか、説得力が違う。

文体はSNSの投稿を読んでいるような気軽さだけど、「わかりみ……!」ってなれるのはさすが人気ライターさんだと思った

(筆者の『おっさんずラブ』に関するnoteは「いいね」数合計なんと5,000超え!)。

『推し、燃ゆ』の主人公もたったひとりの推しを自分の生きがいにしていたけど、この本にもそんな描写が。

「”推し活をしている人を理解できない”と思っている方がいたら、無理に理解する必要はありません。ただ、決してばかにしたりせず、人それぞれの方法で気持ちを保っているからこそ社会は回っている、ということを知って欲しい」

-『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』

“推しが自分の毎日を楽しいものにしてくれている”つまりその状況は、「自分が推しを推しているつもりが、推しが自分を推してくれている」という

秀逸……。この本を読むと、ますます推しのことが尊くなるよ。

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 推しグルのルーツと未来をたどる『K-POP 新感覚のメディア』

<あらすじ>
いつのまにか若者たちはK-POPに夢中になっていた!多くの人々を虜にするK-POPの魅力と人気の秘密はどこにあるのか?世界的なトレンドとポップな欲望が交錯する、ソーシャル・メディア時代の音楽空間「K-POP」をメディア論の視点から考える。

ある日、K-POP漬けのこめかみは思った。「K-POPってどこから来たんだろう……」と。

いや、もちろん韓国から来てるんだけど、「韓国でどうやって今のK-POPが成長してきたんだろう?」っていうのが気になったんだ(哲学)。

そこで手に取ったのがこの本。韓国と日米音楽との関わりや分岐点だけでなく、アイドルの労働問題まで学べるよ😀

K-POPオタクとまではいかなくても、少しでもK-POPに興味がある人は読んでみてほしい!

自分の推しているグループが成り立つまで、こんな歴史があったんだな~と感動しちゃうよ🥺

その反面、アイドルの労働・人権がおびやかされていることや、消費されまくっていることについて問題提起もされているから、推しグルが健やかに活動するには、ファンダムとしてどうしたらいいのかなあ……なんてことも考えたよ。

こじらせたガチ恋愛憎劇『りさ子のガチ恋・俳優沼』

<あらすじ>
26歳、彼氏なしのOL、りさ子の趣味は舞台鑑賞。若手イケメン俳優の翔太君を推す……というか、追いかける日々。2.5次元舞台『政権☆伝説』に通い詰め、「がんばってる姿を観られるだけで幸せ」とお金と時間をつぎ込み、彼からのちょっとした「特別扱い」にときめいていたある日、ネットで彼に彼女疑惑が持ち上がり……。

これは数年前、舞台オタク真っ盛りだったころに読んだ!

あらすじを読むと、『推し、燃ゆ』に近いテーマなのかなと感じるんだけど、こちらはいわゆる「ガチ恋」のオタクの話。100%恋愛感情で暴走していくりさ子、普通に怖いよ!

りさ子も最初は純粋に推しを応援してたんだよ。ほんとだよ。それがある日ネットで「彼女がいる」と炎上して……😰

若俳オタクなら一度は目にしたことがあるだろう、とある俳優の女性関係での炎上。

それが自分の推しだったら?そんなこと、あまり考えたくなかったけど、きっとりさ子のように振る舞ってしまう可能性はあるかもしれない……。

若俳オタクにとっては下手なホラーより怖い小説だよ😂

ちなみに、著者の脚本・演出で2019年・2022年に舞台もやりました!(当時のこめかみは「随分メタなことするなあ」と思ってました🙂)

推し側の視点がすごい『武道館』

<あらすじ>
踊ることが好きな主人公愛子はアイドルグループ「NEXT YOU」に所属している。彼女のグループの目標は武道館。そのためには知名度を上げていく必要がある。握手会、特典商法、1曲につき2パターンの振り付け……さまざまな戦略を経て注目度が上がる中、愛子中心に選択が迫られ葛藤する―。

先に紹介した『推し、燃ゆ』とは異なり、今度はアイドル側の視点のお話。

ファンに求められていることとリアルの狭間にいるアイドルたちの苦しさが痛々しくて、こめかみにはすごく刺さった……。

ファンって推しに対して理想を求めていて、それを叶えようとしてくれるアイドル側って本当に気苦労が絶えないだろうし「どれだけ精神疲労しているんだろう」と心が痛くなった。

「応援している」「好き」という気持ちだけじゃなくて、本気でこめかみも推しに対して向き合わなきゃとオタク心をくすぐられたよ😀

愛子には幸せになってほしいし、もし推しが選択を迫られた時に幸せな道に行ってほしいと本気で思うようになった。

映画化!男性オタクの熱量に圧巻の『あの頃。 男子かしまし物語』

<あらすじ>
あるきっかけでハロプロアイドルに見せられのめりこみ、全力で追っかけをする“中学10年生”。アイドルのおかげで見つけた自分の居場所を謳歌した「あの頃」は、ある友人の死をきっかけに「おとな」になっていくリアルコミックエッセイ。

この作品は松坂桃李さん主演で映画化したことでも話題になったよね。オタクのリアルが見えてくるから、推し活ライト層も興味深い内容だと思う!

コミックエッセイとは言いつつも、読み応えのある文章量。なのに、あっという間に読めちゃう。

読書し慣れていない人も手に取りやすいと思う😀ゆるい絵もハマる。

この本の何より良い点は、オタクのリアルな文章。オタクを一生懸命やって、推しに一生懸命のめりこんで青春していたあの頃、そして「おとな」へとなっていく過程。すべてがリアル。

読み終えたあと、若俳オタクをしていた頃のオタク友達になんだか会いたくなっちゃった!

推し活の経済効果がわかる『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』

<あらすじ>
オタク経済圏の最新動向を解説。ヒットの裏で起きている変動やファンの変化、米中、そして日本のエンタメ競争、日本のエンタメはどう戦うのか、を多角的な視点でわかりやすく綴る。

「最近推し活市場がすごいな」と思ってなんとなく手に取った本なんだけど、昔の「萌え」文化から「推し」文化へのファン変化や世界と日本の「オタク経済圏」がまるっとわかる。

専門的で正直ちょっと難しかったけど、アイドル界隈だけじゃなくてゲームやスポーツまで多岐にわたって“オタク経済”を解説してくれているの!図や表もあって、納得感がある。

消費者がコンテンツを選ぶ基準は、痛いほど「わかる!わかる!そうだよね」と共感したよ😀

オタクという文化を別視点から見られる本だと思う。

推し活するなら知っておきたい法律がまるわかり『清く楽しく美しい推し活 ~推しから愛される術』

<あらすじ>
推しをテーマに「法的に正しい」「推しに愛される推し活」とはどんなものかを解説。推しとファン側の立場にたってどうふるまうべきかのヒントがちりばめられた「推しを愛し、推しから愛してもらう」ための指南書。

オタクっていろんな形で推し活をするわけだけど、「この行動って法律的にはどうなんだろう?」がわかりやすく書かれているよ😺

推しのためのマナーや作法が学べる、というと分かりやすいかもしれない。

推し活で起こり得る事例を、法律素人でもすっと読めるように原文→解説→事例と順序だてて説明してくれる。

推し側の気持ちもファン側の気持ちも、両方がより良いものにするために自分の行動を振り返るきっかけになったのは言うまでもないよね🙂

特に推し布教のところは学生さんだけでなく大人もかなり勉強になるから、推し活を続けるならぜひ読んでほしい。

推しへのひたむきな愛に胸が痛くなる『婚外恋愛に似たもの』

<あらすじ>
35歳、夫がいる大人女子5人が登場する連作短編小説。おかれている状況は異なるものの、共通しているのはアイドル「スノーホワイツ」の熱狂的ファンであること。女オタクならではの全力のゆがんだ愛、満たされない感情が推したちへと注がれる―。

ステージ上のアイドルを「恋人」かのように愛情を注ぐから、「婚外恋愛」。

手が届かないのに「彼らがいれば生きていける」という女オタクの心理がリアルに描かれている、ある種ホラー小説です。

推しに対するひたむきな愛に対する不平不満が「女オタクだな~」と😂

上を見ても下を見てもきりがない。だけど比べてしまう。女の本音がリアルで怖くて、一気に読んじゃった!

ちなみにレビューで「ジャニヲタに刺さる」みたいなコメントも多かったから、このサイトを一緒に運営するジャニヲタのエマに貸したら「震えた」と言っていたよ(笑)

 すべてのオタクにとって死活問題『一生楽しく浪費するためのお金の話』

<あらすじ>
「貯金が大事なんてわかってるけど……。やっぱり浪費はやめられない!」「娯楽費を削らずに、人生の荒波に備えたい!」そんな願いを実現するために、あらゆるオタク女子の赤裸々な声を編む『浪費図鑑』でおなじみの劇団雌猫と、自身も浪費女子であるフィナンシャルプランナー・篠田尚子が、「オタクのためのお金の付き合い方」を徹底解説!

こめかみもね、1年くらい前まで貯金ほぼゼロだったし、お金の知識も全然なかったの。

それである時「お金について知っとかないと損しそう!!」と思って、金融知識の本を結構買って読んだんだよね。

でも、どの本もどうもしっくりこないの。それがなんでなのか、この本を読んで気づいたよ。

女オタク目線からお金の話してる本、今のところこの本しかないんじゃないかって😂

お金についての知識もそうだけど、なによりこの本は、推しへの課金を否定しないの。それでいて、ちゃんと自分の人生に必要なお金も貯められるような知識を教えてくれる!

こめかみ自身「貯金はしたい、でも推しへの課金は抑えたくない!」こめかみもそう思ったから、メンエスで副業しようと決めた。

おかげで貯金も増えてきたけど、「口座に入れておくだけじゃ意味ないのかな」と不安になったりとか、油断するとせっかく貯めたお金も推しへつぎ込みそうになっちゃったりとか、迷うことがいっぱいあったんだ。

そんな時にこの本が助けてくれたの😺

まずはお金の知識をつけることが大事だけど、もし「そもそも運用するための貯金もない!」「今の時点で赤字!余裕ない!」って感じだったら、『高収入求人ココア』で高収入バイトを探してみてもいいかもね。

「読書の秋」にちなんだ豆知識って知ってる?

ここからは豆知識!「読書の秋」って言葉の由来について🙋由来にいくつか説があると言われているよ。

「読書の秋」の由来は古代中国の漢詩が有名

「読書の秋」の由来として有名なのが、古代中国の漢詩『符読書城南詩』!

学問の大切さを伝えているもので、この詩の中に以下のような一説が登場するよ。

―時秋積雨霽、新涼入郊墟。燈火稍可親、簡編可卷舒。-

https://kanbun.info/koji/tokashita.html

日本語で読み下すと、「秋になって長雨があがって空も晴れ、涼しさが丘陵にもとどいている。やっと夜の灯に親しみ、書物を広げられる。」というような意味なんだって。

この漢詩がきっかけで、「涼しい秋の夜は読書にぴったり」って考えが浸透したそうだよ。

そんな「読書の秋」が日本に根付いた理由とされているのが、夏目漱石が1908年(明治41年)に発表した小説『三四郎』。作中で『符読書城南詩』を引用したことがきっかけなんだって😀

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11月3日から2週間は「読書週間」

ちなみに、日本では11月3日の文化の日を中心とした2週間、「読書週間」が開催されているよ。

読書週間の始まりは1947年(昭和22年)。まだ太平洋戦争の傷痕が残る中、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店・公共図書館、さらに新聞や放送などのマスコミ機関も加わって開催したんだって。

その時の盛り上がりぶりはすばらしいもので、のちに「読書週間」が全国に広まっていくきっかけになったそうだよ🥳

まとめ:推しがテーマの本から読書をはじめよう

さて、「読書の秋」にからめて、「推し」について考える本を紹介してきたけど、どうだったかなあ。みんなの「推し本」もぜひ教えてほしいな~😀

大好きな推しのことを考えられる本なら、読書習慣をつけたいオタクにもとっかかりやすいと思う!

読書はストレス解消にもなるらしいし、ぜひ今回の記事を参考にして本を選んでみてね😉

ここまで読んでくれてありがとうございました!あんにょん🙋‍♀️

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